明日が待っている

SMAPと関ジャニ∞

凪待ち

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ロングラン公開している"凪待ち"をやっと観てきました。観た後は、何か心にしこりを残していきました。

簡単な言葉でいうと「香取慎吾史上最も最低な男」でした。ビジュアルポスターにもあるように本当に笑わないし(当初はこれで良いの..?って思ってたけどあれが大正解だった。)、心の底で何を考えているかわからない突拍子もない荒々しい行動。...をとったかと思えばそれは人間として当たり前に持つであろう感情の爆発だったり...彼女との約束(プロポーズに使えそうな内容)は一切覚えておらず、周りからの支援金は駄目だとわかっていても抑えきれずに全財産をギャンブルで溶かしてしまって酒に溺れて自暴自棄。

人間らしいっちゃ、人間らしいと思った。
彼は何にも縛られずに感情を「郁男」の思うままに動かして生きていた。羨ましい、とも思った。
人を見る目も行動も彼女に対しても同様に一律。
ただ、それは郁男特有の「心の底の感情は読ませない」丁寧な役の作り込まれ方にあるからこそだろうけど。

一律であるがゆえの「お人好し」が彼自身を地獄に突き落とすこともあった。

そんな彼は「俺なんて死んだ方がマシだ」「皆を不幸にしてしまう」

...めちゃくちゃ放っておけなくなりますよね?

私は、気づけば郁男という可哀想で「動物」すぎる人間を愛してしまっていた。

たぶん、人間誰しも「郁男」的な部分を持っているのではないかと思う。それは上手に隠されているだけで。
破壊と再生と破壊を何度も繰り返し続ける彼の声をあらげてボロボロになって泣き叫ぶ姿は無邪気にみえて思わずそばに寄りたくなった。
郁男は、可哀想だから愛される。



舞台となったのは東日本大震災津波にのまれた宮城県の7年後。
恥ずかしいことに私はSMAPをとおして常に「義援金を持続的にしなくてはならない」と言うことは知っていた。ただ、今の宮城県の姿は知らなかった。
綺麗な海の前には人工的に隔たりを建てられており
震災後に引っ越しした方たちの苦悩(放射能関連によるいじめ)と地元に帰ってやっと自分を取り戻した女の子。
津波で奥さんをさらわれて今も自分のその瞬間の行動を後悔して自身も一変してしまった、還るように、探すように漁に出ることをやめずに、それでも海を恨むことなく海を愛している末期ガンを抱えたお爺さん。
全てのリアルな発言がとても心に響いた。

私に地元があるように、生まれ育った方にとったら大切で今をこれからを生きる場所、自分が自分らしくいられる場所がそこにはあるんだと。

白石監督作品は始めてみたんですけど人間がすごく人間(笑)。1時間ちょっとしか存在しない1人1人のキャラクターのはずが描写がとても人間らしくて全員が作り込まれている、そんな気がしました。
だからこそ、私はその1人1人の考えている、思っていることを理解しようと、気づけばこの作品にのまれていました。

エンドロールは圧巻で、エンドロールも含めて今を生きる日本人は見てほしいと思いました。

1度見させてもらっただけなので簡単な感想しか書けけなくて申し訳ないのですが...これを機に上映している店舗も回数も少なくなってきているロングラン上映中の「凪待ち」を見に船を進めてくれる人がほんのちょっとでもいらっしゃると嬉しいです。

香取慎吾のファンを人生かけてやってきている私ですが、演技でも普段でもあんな香取慎吾を見たことがなかったので、、正直まだ心地よい誇らしい消化不良に見舞われています。
香取慎吾のファンとしてこの作品は宝物だし、大事に大事にしていきたいと思いました。
慎吾を起用してくれたことに心から感謝します。












こんなに考えさせてくれる作品を「忖度」で放っておくメディアは恥ずかしくて、残念で...それでいいの?ってなりました。

海獣の子供

2019年6月7日より公開されました映画
海獣の子供】を
観てきた思いを人間の私なりに足りない言葉で
まとめておきたいと思います。

私がこの作品を知るきっかけになったのは
稲垣吾郎さんが声優として出演されるから、でした。
なので正直に言うと公開を終えてたとしても何らかの形で見られればいいかなー、なんて思っていました。
ただ今の世の中はとっても便利になりましたね。笑
YouTubeをひと度開けば
予告、予告、主題歌...と私のスイッチを入れるものが
綺麗にまとまっていました。

「海で起こる殆どの事は、人間にはわからない」
「一番大切な約束は言葉では交わさない。」

言葉で惹かれて圧倒的な画力に引き込まれて
音にのまれて...気づけば公開を待ち望んでいました。

五十嵐先生の絵をそのまま動かす studio4℃
日本に生まれてよかった、
とても誇らしくなるイラストでした。

イラストを引き立たせる久石譲さんの音楽。

直談判をしてまで主題歌を歌いたかった作品を知り尽くした米津玄師さんのテーマソング....

ジャパン・プライド...
すべての日本の中枢や誇りが集まってできた作品がこの作品なんだと震え上がる思いをしました。

作品の内容は...この作品を見た個人の中にしかない。自分の中にしか答えがない。私が死んでも、どれだけ長く生きても私はこの答えを見つけることはできないと思います。それはどんな人間でも。
人間は他人の1mmも動物の何mmも地球のことも
何にも理解せず、生を受けた毎日を生きている。
一番大事な繋がりは言葉にせずとも手に入れている。
たとえ、Yesがなくて不安でも。

夜の海(羊水)に帰りたくなって
夜の街灯に光る小雨を浴びたくなる。
地球の一部でしかない自分が
地球に溶けたくなるはじめての感覚を味わいました。

空と海とルカ...
この子達の齢の時に私がこの作品に出会っていたら
何を思うんだろう?
そして、それを胸になんとなく生きて年を重ねていたのなら今の私が思ったことは何なんだろう?
この経験を叶えることがもう
私の人生で、できないのがとても残念に思います。

自分と一緒に生を歩んでほしい、
もっと早く出会いたかった、そんな作品でした。

私のつたない言葉や文では伝えることができないので
少しでも興味のある方は、後悔しないように劇場で...短い短い、夏の間にぜひご観覧ください。
あなたの中の何かが必ず、灯ります。
圧倒的な美の集合体に触れてしまうと人間は自然と涙を溢れさせてしまって、それにもう一度触れたくなるんだと「言葉にならない感情」をそっと私の体内に落としていった作品です。

私の大好きな稲垣吾郎さんがこの作品に携われたことがとても誇らしいです。
そして、この作品に出会わせてくれた吾郎さんに心の底から感謝を。

ただ、でも、私には言葉があってよかったです。

SMAPと生きた平成

SMAPが結成したのは1988年4月...昭和63年のこと。
昭和は翌年の1月7日で幕を閉じた。
この事から私は平成を"SMAPと生きた時代"とした。

SMAPの功績と間違いなくSMAPを語るに大切な出来事を振り返りながら残すところあと2日となった平成を思い返したい。
私にとって平成は大切な宝物(SMAP)を見つけて宝物と夢を見続けた時代、といっても過言ではないから。

1990年 平成元年 SMAP結成3年目
昭和を彩った音楽番組が次々と終了。
ここから本格的な【アイドル冬の時代】の到来。

1991年 平成2年
SMAP1stconcertを開催。
武道館で1日3回公演
このコンサートのリハ中に慎吾はバック転の練習で足を骨折。慎吾は1曲だけ参加して5人での公演となる。
この時の事を慎吾は「皆が心配する中で中居君だけは"ピーヒャラピーヒャラパッパパラパ♪"と歌いながら駆けつけてくれなかった。」と語っている。

9月8日 西武園ゆうえんちでデビューイベントを開催。雨が降りしきるなかでモニター類が故障しながらのイベント。天候にも恵まれないジャニーズ史上初の不運なデビューイベントであろう。
結果ジャニーズ史上初のデビューシングルでオリコン1位を取ることの出来なかった「事務所始まって以来の汚点」と言われることになる。(累計売り上げ15万枚)

1994年 平成6年
SMAPは12枚目にしてはじめてオリコン1位を獲得。
「HeyHeyおおきに毎度あり」当時の事を彼らは「関西弁ではない僕らがこれを歌って1位を取るなんて..」と複雑な心境を吐露していた。

1995年 平成7年
阪神大震災直後のMステに出演したSMAPは新曲を披露する予定を変更して黒いスーツで登場して被災されたかたに対するメッセージと共に「がんばりましょう」を披露した。

1996年 平成8年
SMAP史上初のスタジアムツアー「超無限大翔」
申し込みが殺到して急遽、追加公演が決定した。

SMAPにとって雪解け....足元を確かなものにした。

2002年 平成14年
7月24日14枚目のアルバム「Drink!SMAP!」発売
このアルバムには後に彼等や日本を語るに必要不可欠となる楽曲「世界に一つだけの花」が収録されている。

2003年 平成15年
35枚目のシングルとして「世界に一つだけの花」を発売。
この年にSMAPは12回目の出場ではじめて紅白の大トリを務めた。

2005年 平成17年
SMAPは2年ぶりとなるツアーで単独のアーティストとしては史上初となる【国立霞ヶ丘競技場】でのコンサートを開催。
今では色んなアーティストが国立競技場でのコンサートを開催しているが、SMAPは何度も何度も交渉を重ねてやっとの思いで(交渉期間は数年規模)コンサートに漕ぎ着けた。アーティストからも感謝の声が上がっており「自分達が国立競技場でコンサートができるのはSMAPのおかげ」と語る人もいる。
国立競技場が立て替え工事に入る前の特番ではSMAPのリーダーである中居くんがコメントをこう寄せていた。

SMAPはアーティストとしてはじめて国立で単独ライブをやらせていただきました。国立の存在感に負けないよう。必死に歌ったのを覚えています。SMAPにとって一生忘れられない最高の思いでです。新しい国立競技場も日本に元気を届けてくれる素晴らしいステージになってくれると思います。」

2006年 平成18年
マイケル・ジャクソンが人生で最初で最後はじめてバラエティ番組(SMAP×SMAP)に出演。

2007年 平成19年
文化庁日本PTA全国協議会と共に主催して公募していた「親子で歌いつごう 日本の歌百選」のひとつに「世界に一つだけの花」が選出。

   この年でSMAPは全員30代に突入した。

2008年 平成20年
日本人アーティストで当時史上最長の東京ドーム6日間公演を完走。

2010年 平成22年
日本人史上初公演観客動員数1000万人突破
4年連続で紅白歌合戦の大トリを務める。

2011年 平成23年
日中友好の架け橋」と称され国賓級扱いを中国側から受けながら2度の延期を乗り越えて北京で初の海外公演を開催。
3月11日 東日本大震災
発起人「SMAP」として【東日本大震災 復興支援財団】に参加。
5年以上にわたり「SMAP×SMAP」のなかで支援金募集のコメントを毎週撮りなおして放送。
この年に発売された彼らのシングルは、配信限定となり着うたフルは1ダウンロードで100円を寄付する形となった。


2013年 平成25年
SMAP50枚目のシングル発売
紅白歌合戦6度目の大トリ

2014年 平成26年
五大ドームツアー Mr.S 開催(9/4~)

2015年 平成27年
五大ドームツアー Mr.S 閉幕(~1/12)

2016年 平成28年
彼らはかつてより
SMAPがなくなったら何になるんだろう?」
SMAPは自分に流れる血液」
「(SMAP)酸素。なかったら死んじゃう。」
「格好つけてるっぽくて恥ずかしいけど、生涯SMAPでいたいよね。」
SMAPが結成されて早い段階から彼らはSMAPとしての永遠を夢みていた。
それも、またジャニーズ史上初の心境。
その永遠を叶えるために何者かに向けた「公開謝罪」を民放を通して生放送。その謝罪と夢は叶わず、夏の五輪開催中の深夜に事務所により解散発表(メンバーの一人は海外旅行中)。その数日後には決まっていたかのようにFC会員に「解散報告」葉書を発送。

日本のバラエティー史上番組の平均視聴率は歴代8位
日本ではじめて20年以上活動したグループ

SMAPの「世界に一つだけの花」は累計売上312万枚..平成に発売されたシングルで初めてトリプルミリオン達成
オリコン歴代シングル売上ランキング3位

これが、SMAPと駆け抜けた平成。
SMAPと夢を見て旅をした平成。

私にとって平成は前述した通り「宝」を見つけた。
ボロボロに踏みにじられて傷つけられて
それでも宝は綺麗に輝き続けた。
それでもとっても、とっても楽しかった。
たくさん、笑った。

令和はどんな時代になるのだろう。
権力を振りかざす悪者の言いなりになるしかないバラバラにされるような時代が終わって、誰にも邪魔されずに好きなことを好きな人たちと全うできる...
「生涯」を夢見た彼らが当たり前のように認められて
「待っている約束」
「再結成したい気持ちはある」そんな気持ちが叶えられる時代でありますように。

令和もどうぞ、よろしくおねがいします。

進入した日

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香取慎吾はこの地球に生まれてから
アイドルとして生きていない期間の方が少ない。

私はこの地球に生まれてから
香取慎吾を愛していない期間の方が少ない。

それが交わる瞬間、交わった瞬間...それが昨日。

「個展を開催します。」

普通に受け入れたそれが始まってみれば

客席が回る
お客さんをステージにあげてしまう。
すべてが規格外。

「芸術ってなに?」

私が生きる術を教えて貰って生かして貰っている人からの滅多に来ない問いが私を「?」の渦に落とし入れた。どんどんどんどん下っていって、私は答えを持たないままに慎吾の中心から内部に進入していた。

そこはまさに目にしたことのない世界
目にしない方がよかったかもしれない世界

慎吾を好きになった当初の幼い私じゃ受け入れられずに泣き出してしまいそうなくらいに色彩に溢れていて美しいのに苦しい世界。
誰も開くことのできない
正四角形の出入り口のないおもちゃ箱。

私は世間に問いかける
香取慎吾のイメージは?」 ...天真爛漫?

"何かに縛られ名付けられた"
.......そんなものは存在しなかった。

"やりたい放題"でも"好き勝手"でも"自己中心的"でもない。

"開放" "解放" "放出" "爆発" " "

聞こえは悪いが、香取慎吾の"吐物"の祭典。


少年はランドセルを背負う事は僅かで、
遥か歳上の人間の色々な部分に触れて、触れられた。

潰されて爆発して真っ黒になってしまわずに

沢山の色を吐いて自分を咲かせられる
そんな場所を見つけられてよかった。
    美しくて苦しくて儚くて悲しい。

これが、私の感想...
慎吾が一人の人間として生きていくためにこうして自我を保ってくれていたと思うと苦しくもあったけど、「そんな所まで見せてくれてありがとう。」そう言いたい。「見られてないとダメな人。アイドルだから素材は自分。」慎吾は自分のことをそう言っていた。

時系列に作品は並んでいないもののその時の心の動きが何となくではあるけど慎吾の心音と共に私の心に喋りかける。
時期によって作品が荒れてたり多かったり、慎吾のなかで流行っている作風が続いていたり...


ファンとして行く人には
この香取慎吾
受け入れられる勇気がある人

芸術として楽しみに行かれるかたは
香取慎吾が真っ白な世界から自分を保つためだったり

慎吾の細胞に触れに行く気持ち

そんな気持ちで足を運んで心を繋げてほしいです。

作品を見るだけではなくて
視覚聴覚嗅覚触覚...全ての感覚を使って
慎吾の内部に進入してきてください。


香取慎吾さま

こんなにさらけ出してくれてありがとうございます。
ここまで見せてもらって
一生繋がってないわけにはいかないと思いました。
鼓動を歩みを重ねて...
これからも共に生きていけたら、と思います。
              アイシテマース。

お久しぶりです 1st.

2015年1月12日

吾郎さんはSMAPのことを「まだまだ咲いていない」「土がスタッフでお水が皆さん...これがあればSMAPというお花は咲くんじゃないでしょうか。」

そういった挨拶を述べて"See you again."という文面を映像で流してライブツアーを終了した。

そこからSMAPも私達も知らぬところで「SMAP解散」が決定しており、SMAPSMAPで居たいがために地上波で誰かに向けて謝罪をさせられた。

ところがSMAP

「それじゃ、また。」「SMAPを愛してます。」

この言葉を残して解散という道に進まされた。


何が起きて、どうなってこうなったかはわからない。
残ったのは恥を忍んでまで
SMAPSMAPを守ろうとした事実だけだった。
...私はSMAPを待つこと、踏ん張ることを決意した。

個人の活動でちょくちょくお目にかかる事はできていたものの、私はグループが好き。何よりも好きだった。誰かを演じている彼らよりも。
歌って、踊って、ファンや同じステージに立つ同志を心から愛するSMAPをしている5人が宝物だった。

いつ会えるんだろう...?
なんていつしか夢物語のようで考えなくなっていた。

2019年2月...

4年の時を経てライブはファンミーティングと名前と人数を変えて訪れた。

「やっぱり5人でないと悲しい気持ちが勝ってしまうんではないか。」

そんな負を纏った沢山の気持ちが率先して出てきてしまっていた。

暗転してファンミが始まった時に私の記憶を刺激するような風景が広がった。
"なにも変わっていない"いつだって全力でうちらと楽しんでくれる3人がいた。

こだわりの照明
1時間半で何度もある衣装変え
会場中を幸せにする変わらぬファンサや視線の高さ
ひとつの場所に固まらないフォーメーション
培ったトーク力とファンいじり。
会場の規模が変わっても中身は超一流。

私の求めていた声色で発する言葉や仕草はグサグサと私の不安だった気持ちを鎮めて、ステージの上に現れた横一列で並んでいる3人を見つけた一言目が涙を流しながらの「会いたかったよ。」でした。

慎吾が「皆さんに謝らなければならないことがある。本当にごめんなさい...新しい地図になってから僕は何度も0からのスタート0からのスタートと言ってきました。NAKAMAの数が増える度にこんなに支えてくれてる人がいるんだ、0じゃないと思えた。」

「僕らは皆さんなしでは存在できない。」

「ついてきてください。」

つよぽんは「こういう空間が僕たちにとってもみなさんにとっても必要。一緒にゆっくり1歩ずつ歩いていきましょう。」
「皆さんと同じ時代に生まれてこれて、皆さんと出会えてよかったです。」

吾郎さんが「本っ当にお久しぶりです。お元気でしたか?こんな3人ですが今後も皆さんがいれば大丈夫です。よろしくお願いします。」
「一緒に健康に歳を重ねていきましょう。」


私はSMAPのことを
「グループの永遠を望(臨)み、夢見たグループ」と
よく称しています。

3人の発言はその通りでした。今もそれでした。

名古屋の初日では
木村くんの言うような「アリーナ!」って言い方を3人が何度もしてたり
慎吾が「久しぶりに言っちゃいます...皆さんお座りください。」は中居くんのそれでしかなかったです。

吾郎さんが安堵した顔で述べた
「今まで通りで良いんだね。」は
2人のライブにかけていた思いものせていたんでしょうか。


それにしても3人ともが沢山目に涙を浮かべていました。ここまで来るのにどれだけ苦労をされたのか。

3人が言っていた
「またこうしてステージの上で、皆さんに会えるとは思ってもみなかった。」

は重く響きました。4年前の「それじゃ、また」は
3人が望まなければ尽力しなければ今日のようなかたちで叶うことはもしかしたらなかったのかもしれません。

それを思ったらまた泣けてきました。
彼らは...ずっとアイドルをしてくれようとしていたんだ。うちらの求めるものを理解してよく知っていて、なんとかこの場所を取り戻そうと、この4年間力を注いできたんだ、と。
本当に、うちらは愛されています。

吾郎さんは以前に「皆さんが剃れっていうなら髭も剃ります。」「眼鏡で踊るSMAP嫌でしょ?」などと色んなSMAP美学を持たれている発言をされてたんですけど、そんな吾郎さんが髭を剃り、眼鏡をはずしてファンミで踊って歌ってくださるのは幸せです。

私は彼等がドン底に落ちた姿を見たことがありませんでした。雄弁に未来を語り、当たり前のように死ぬまでSMAPで居たい、と。
すべてを失った、と絶望して涙を流す未来が訪れるなんて覚悟もしていませんでした。
当たり前のようにドームでツアーをして
CDを出せば当たり前にオリコンで一位をとって
国民的、と地上波で持て囃される。
そんな姿しか見てこなかったので、まさか体育館で彼らと会うことになるなんて、という思いが大きいです。
歪に揺れながら積み上がっていたジェンガを横から蹴り飛ばされてピースが散らばってしまった気持ちです。

その中には、あの2人も。

暴れたい、踊りたい、と。望む木村くん。
ライブは楽しいしかないんです、という中居くん。

そんな2人と一緒にまたステージに立てるときがくるまで、3人は私たちはきっとこの場所を守れる。

どれだけ酷い刻まれ方をしても、ブレずに折れない気持ちがあればその思いは完全に消し去ることができないとファンミをもって知ったから。


吾郎さん つよぽん 慎吾

お久しぶりです。
ステージの上で元気に歌って踊ってくださる皆さんを見て、本当に好きになってよかった、いつまででもこうした時間を共有していきたいと思いました。
まだまだ地盤固めの最中ではあるかと思いますが...
一生そばにいてついていかせてください。
生まれたときから愛してるので、私はあなた方...
5人がいなきゃ、もう生きていけません。

中居くん 木村くん

早く、こうして会いたいです。

私へ
慎吾が会場に居たステージに向かって投げチューをしまくる幼女に向かって「中学生...高校生になってもそのままでいてね。」と言っているのを聞いてあなたは泣いてたね。
私はそのまんま、その時より好きになって成人を迎えて、今があるね。SMAPの自信に繋がる恥のないSMAPファンで一生居てくれよ。いるんだよ。


最後まで3人と関係者の皆さま方が
怪我や体調不良を起こすことないこと
参加予定のNAKAMAがちゃあんと参加できますように。祈っています。🌠

No.9

舞台演出や台詞のネタバレを含みます。
閲覧にはご注意くださいませ。

3年前に初上演されて観劇してから、この日が来るのをどれだけ待っていたことだろうか。
「もう一度見たい舞台は?」「再演して欲しい舞台は?」「誰かにおすすめできる舞台は?」
それらすべての質問に"No.9"と答えていました。

3年前より見方も感じ方にも変化が生じていて自分が歳を取ったこと、考え方に変化がでてきたことが観劇中も感じることができました。

本当に面白い人間ばかりが出てくるので思ったことをザッと書かせてください。

ルイス様(稲垣吾郎さん)
自分の愛した人にのみ苦しそうに献身的な可哀想になるほどに純粋で下手くそな愛を送る。
自分を音楽の神童と信じてやまず、その自信はプライベートの人間関係にも影響を及ぼすほど。己の思い通りにならない人間はすぐに排除、排除。いらない。
神経質で自分本意の動物らしい人間。

あのダミ声...少し喉を震わすような声色を3h弱だし続けているのに吾郎さんの声は全く枯れていないことに本当に驚きました。
少し怒鳴ってないな...ホッとしたのは束の間ですぐにまた「でてけ!」「お前のせいだ!」などと喚く。指差す。暴れる。笑
吾郎さんの眉毛が間もなく目にくっつくかと思うほどのしかめ面。
特徴的で偉そうな座り方と有無を言わさない言論と指差し攻撃。
あれを適役、といってしまっていいのかと思うほどの人格ですが、SMAPのメンバーも認めるほどですので...やっぱり私も「吾郎さんにしかできない役」と思ってしまいました。笑
時間を重ねていくなかで風貌にも変化が出てくるんですけど、幕間あけのルイス様はまるで「音楽室に飾ってあるうちらが知っているベートーベン」の写真が動いているようにそっくりでした。
どんどんどんどんと、私が舞台に、私もベートーベンに翻弄されているな、と思いました。
民衆に向かい指揮を振るうルイス様をみて、とんでもなく美しく荘厳な舞台の主演をさせていただいているのだな、と稲垣吾郎ファンとして鳥肌が止まりませんでした。

マリア・シュタイン(剛力彩芽さん)
ベートーベンの才能に惚れ込んで、どんなに酷い仕打ちを受けて何度出ていこうかと覚悟しても、その度にルイスにとんでもない才能を見せつけられて、自分のドアホさに気がつきながらもルイスから離れられない、ルイスオタク。

ナネッテ(村川さん)
マリアの姉...ルイスの才能に惚れ込み、ルイスも認めるピアノを作ることのできる唯一のピアノ職人。ルイスが好きになってしまうに当たり前の匂わせ行動をとるくせに、いざそういう場面になると「女としてみられたくなかった、さよなら。」とか言い出す、た地雷系女。

ヨハン(岡田さん)
ナネッテの旦那..ベートーベンに自分の作ったピアノをゴミ・ガラクタ呼ばわりされたり、ルイスに嫁を寝とられそうになっても「ピアノより愛してもらえないくても好き」とか言っちゃう珈琲を淹れるのだけは旨い尻しかれ男。

ヨゼフィーネ(奥貫さん)
ルイスに圧倒的に愛されてる女。
貴族でありたい自覚ありの金たかりクソ女。


.....などなど圧倒的にルイスの取り巻きの人物像もルイスに引けをとることなく面白い!👏笑

舞台演出で1シーン前にルイスが荒らした五線紙を次のシーンでは号外として利用したり、ルイスの頭のなかを表現していたと思ったらすぐ街並みに戻っていたり、スクリーンを使用した場面展開のお知らせや、圧倒されるコーラスや演奏。
自分がなんだかワンランク....いやもっともっとランク上の人間になれた....そう、音楽会に招かれるような観客になった気分に浸れる舞台も、私がNo.9を好きな理由なのかもしれません。
ユーモアとシニアス....それらを融合させながら歴史に興味を持たせたり、歴史を知ることができる本当に素敵な舞台です。
またまた大好きになってしまいました。

吾郎さん目当てて観劇に行ったので、吾郎さんのことも....笑
ここ最近の吾郎さんと言えば、
炭職人をしてみたり、何年か前に別れた最愛の人と再会を望んでbarに足を運んだり、血液型でルームシェアをする相手を決めてみたり....ベートーベンになってみたり....稲垣吾郎でいられる時間なんてあるのかな?!と私は思ってしまっていました。
カテコでは2.3度舞台の上に戻ってきてくれたのですが、そのときに「あぁ....吾郎ちゃんだ」と思えたのが、同じくステージに一緒に戻ってきた剛力さんにステージ中央辺りで客席にではなく、かわいい顔をして剛力さんに手を振ってたのです!!!
思わず「ゴローーーーゥ!!!!!」と叫ばなかった私を褒めて欲しいくらいに可愛い吾郎さんがそこにはいらっしゃいました。

まだまだ始まったばかりですが、舞台関係者様が誰一人として体調を崩されることなく、最後の日を、歓喜の歌で向かえられることを心から祈っています。

クソ野郎と美しき世界

"ピアニストを撃つな!"
吾郎さんの身体のある部分の美しさにフィーチャーしています。吾郎さんのファンならば誰もが一度は見惚れた事があり、今もなお惚れている人がいるであろう部位です。そんなアダルティな美しさを持ちながらも何処か風変わりでミステリアスな吾郎さんを心ゆくまで堪能してイキ果ててください。園監督らしいバイオレンスでありながらも温かな人間味溢れるストーリーと色彩美を是非、スクリーンで味わってください。

"慎吾ちゃんと歌喰いの巻"
ファンからすれば素に近いと思う様な慎吾らしいダークな雰囲気の物静かな世間の"慎吾ちゃん"イメージとはかけ離れた香取慎吾が見られます。
不思議でなんだかノスタルジックな雰囲気が漂う作品でした。
全てにおいて知らないまま見て欲しい作品なので敢えてこれ以上は触れません。
"SMAP香取慎吾"が大好きなあなた
"SMAP香取慎吾"を追いかけてきたあなた
そんな人たちこそネタバレなしに見るべきです。
そこにいたのは、役である香取慎吾だったのか。
.....香取慎吾なのか。
納得のいくまで何度も触れてください。

"光へ航る"
つよぽんの役は"身体"そのものに如実に現れますが、今回も一挙手一投足...特に歩き方やなんかは普段のつよぽんではありません。背中で語り、歩きで語る。目で言葉を気持ちを訴える...そんなつよぽんの演技が映える作品でありました。
太田さんらしい風刺的な時事や笑いもありました。
さすが"We are smap!"を書いた人である温かさもその中に感じました。

"新しい詩"
見て、聞いて、感じてください。
笑えるかもしれません、泣けるかもしれません。
...どちらでもある、かもしれません。
スクリーンで見る価値しかありません。
.....
心をこめて心を打たれました。
前評判を見ることなく、ネタバレをみることなく
あなたの感じるがままに受けとるべきです。


.....
こちらの記事にはあまり詳しくは内容に触れたくないので、これ以上は書きませんが...これを機に少しでも多くの人が劇場で見てみようかな...!と思ってくださったら幸いです。多くを語らないのは折角、前評判のない作品をご自身の思ったままの色に染めて欲しいからです。
自信を持っておすすめできる作品です。

お時間のあるかたはその日のうちか記憶のあるうちに2回見て欲しいです。私は1日で2回鑑賞したのですが2回目には沢山の発見と繋がりを確認できます。

パンフレットにスタンプを押印される方は必ず挟む紙を持っていくといいと思います。思ったより、インクの乾きも遅いですし、インク移りしてしまうと思います。

お子様を連れていこうか悩まれている方を多く見受けます。怒声が飛び交う場面もありますので、大きな音、声が苦手なお子さんだと引いてしまうかな?という印象がありました。内容の全ての理解はきっと出来ないとは思いますがバイオレンスなシーンもそれなりにありますので年齢にもよると思いますがあまりオススメは出来ません。

.....

箇条書きにはなってしまいましたが、多くの皆様に目一杯愛される作品になることを心から祈っています。