明日が待っている

SMAPと関ジャニ∞

愛の返却

f:id:fanttkuJ:20170602145432j:plain

SMAPファンクラブの返金が
今月の13日までだったので行ってきました。
奇しくもこの返金用紙が来たのは
"2017年1月13日金曜日"
本日は
"2017年6月2日金曜日"
偶然は沢山起こりますね。

私がSMAPと出逢ってからの夢は
慎吾ママに家に来てもらうこと
SMAPに会うこと
SMAPのライブに行くこと
SMAPのグッズを集めること
.....SMAPのファミリークラブに入ること。

当時、まだ義務教育中だった私はとにかく家族に匂わせた。
ファンクラブに入るとこんな特典があるよ!
ファンクラブに入りたいなぁ
ファンクラブに入るとライブに行けるよ!!
ここでは"友達皆が持ってるから"アピールは通用しない。とにかく"魅力!"を"好き!"をどれだけ家族に伝えられるかにかかっている。

学校が終わり、家に着くと見慣れない封筒とその封筒にメッセージが残されていた。

f:id:fanttkuJ:20170602150046j:plain

私は嬉しくて嬉しくて声を上げて泣いて喜んだ。
それからSMAPファンクラブの会員とゆうのは
私にとってひとつのステータスで長所で誇りになった。
年月を重ねていくにつれて永遠にこの番号だけは守ろう、そう思った。

今年も会費を払ってまた来年も払う...その予定は、私の守りたかったこの番号は、奪われた。

返金終了が迫ってきて(書類を揃えれば13日以後も可能だそうです)、返金しに行く日を決めた。

それまでは正直
こんなのただの返金だ。
返金されるのが当たり前だ。
むしろ全額返金しろ、そう思っていた。

いざ"その日"が来てしまうと絶望が見えた。
返金を受けとる、と言うことは
実質的に解散を認めてしまうことになる。
FCの資格がなくなる(期限まで閲覧可能)。

私の十数年の当たり前は生き甲斐であったSMAP FCはSMAPの意思もなく取り拐われた。
そして私は自分の意思もなくFC資格を返金とゆう形で強制的に奪われた。
これがどんなに辛くて苦しいことかを知った。
それと同時にSMAPがスマスマ最終回で披露した
"世界に一つだけの花"を歌い終えた時の顔が瞬時に浮かんだ。

何も言えない、見えない、苦渋、もがき。

今の私は正にそうだと思った。
この何万倍もの思いを彼等は抱えていたのか。
そう思うとまた苦しくなった。
せめて、せめて自分達が
SMAPをやめたい。もういいよね。」
そのタイミングで私もファンクラブを辞めて
SMAPSMAPを辞められたら良かったのに。

100分の1もきっと分かってはあげられないけれど、これがSMAPSMAPをぶんどられた時の気持ちだったのかもしれない。

返金に行く前に初めて手にした会報。会員カード。ゆっくり、ゆっくりと見返した。
涙が溢れて止まらなかった。
悔しい、悔しい、返して...。

家族にも会員カード、初めて受け取った会報、父からのメッセージ付の封筒の写真を撮って「ありがとうございました!」とメッセージを送った。

数分後に返信が来て、私はまた泣くことになる。

f:id:fanttkuJ:20170602152348j:plain

再結成を待っててくれて、ありがとう。

返金用紙を窓口に出して、手続きをしている間に考える。
SMAPのFCは年に4回と決まっている会報もまともに来なくて会員メールも大した内容ではなくて、ライブは2年に1度。返金してほしいタイミングなんてもっとあったぞ、と。笑

返金手続きが完了し、その一部を東日本大震災復興支援財団に寄付させて頂きました。f:id:fanttkuJ:20170602154401j:plain

SMAPはこうなった今でも私の会費に素敵な使い道をくれた。SMAPはいつも私の道標だなと心の底から感じる。

このようなグループがもう2度と出来ませんように。と、仕切りに思うばかりだった。

皆さんにとって"会費返金"とゆう無慈悲な愛のない愛の返却作業はどういったものになりましたか?
思ったより辛くて思ったより苦しかったことと思います。
SMAPの輝く未知の未来にワクワクしながら投資して、一緒に過ごす毎日を未来を夢見て、SMAPへの感謝を伝えたはずなのに機械的に返される、急速に落とされたこの気持ちは私の知っている言葉では表現できません。

それでも.....やっぱり、

ずっと待っています。いつもありがとう。
今日はとても天気が良くてね...
風はかなり強いけど。
風が強いのはきっと素敵な道を
外れないように迷わない様に
真っ直ぐにしてくれているんだね。

f:id:fanttkuJ:20170602155232j:plain

元気の出る言葉

f:id:fanttkuJ:20170530155650j:plain

昨日は久々におばあちゃん(70代)の家に泊まりに行った。おばあちゃんは勿論、私がSMAPの事を大好きとゆうことを知っていて騒動が始まってからは仕切りにSMAPの話を嬉しくも悲しくもあるがしてくれた。
その悲しみの訳とゆうのは
最初は報道を鵜呑みにしていて(仕方ないけどね)私にとったら"違う、そうじゃない。"とゆう言葉を沢山向けられた。

「仲悪いなら残念だけど仕方ないね。」

何をいってもやはり人生の大先輩であり、激動を生き抜いてきた人間の信じているものをそう簡単に覆すことも出来なかった。私も躍起になって自分の知る情報を流したが結局は何度もそう返されて来てしまって...結局諦めた。日本の報道の仕方がそうだしそう思われても仕方がないなと思って極力、自分が傷つかない様にとSMAPの話に蓋をしておばあちゃんの前でSMAPの話や話題に上がることを避けていた。

そんな中、家を出る準備をする作業用になんとなしにつけたMr.Sのライブ映像(とはいってもBDは家に上がり込む時には持ち歩いていますw)。
闘病して、無事に退院したおばあちゃんに"人生で1度はSMAPライブに行って欲しい。"病み上がりとゆうこともあったのか、つまらなかったのか(←)長かったのか(←←)おばあちゃんはライブ中ほとんど座っていて、余り反応も示す事もなく公演を楽しんでいたので「連れてったのは、ただの負担で失敗だったかな...」なんて思ったりもしてしまっていた。

おばあちゃんは二人分の珈琲を持ってきて私のとなりに腰を掛けて

SMAPのライブに連れてってくれてありがとう。これしか行ったことないけど、宝物だよ。」

と言ってくれた。ついつい嬉しすぎて

「これ(Mr.S)はコアなファンからも人気のある作品で再演を願う声だとか、色々あるんだよ。公演数もえぐくてセットの移動費って滅茶苦茶かかるのに、名古屋で2回に分けて公演してたり...」

オタクはひとつ褒められると止まらなくなることを忘れて語っていた。その間もおばあちゃんはMr.Sを見ながら相槌を打ってくれて「SMAPのライブはほんまにゴージャスで美しいよな。」と称してくれた。

「(解散に至るまで)色々あったんやろうけど、またどんなにヘナヘナなジジイになってもまた戻ってきて欲しいな。」

「中居くんもね"メンバー皆、学んだことのないことを頑張った。"って言ってたんだよね。本当に大変だったんだと思う。皆が皆、SMAPを守りたくてSMAPで居たかったから。"学んだことのないこと"ってなんなんだろう...でもSMAPは、たとえヘナヘナなヨレたジジイになっても絶対に格好良いから大丈夫だよ。」

「せやろなぁ。SMAPはジジイになっても魅力ある数少ない日本人になるやろなぁ。」

冒頭でも言ったようにおばあちゃんはSMAPファンでもなければ、むしろ"解散して仕方ない"と思ってた人だった。そんな人から"求められる"SMAPに戻ってくれたのがとても嬉しかった。
そのあとにも

「私はな、以外と吾郎ちゃんすきやで。」
「私も!!今、一番好き。吾郎ちゃんはSMAPの一番の武器で吾郎ちゃんが居なかったらSMAPはないと思う。」
「せやろな。おっとりして優しそうやもん。」

「剛はかっこええなぁ」
「嘘の戦争、見てた?!あんな演技できる人いないよね!!」

SMAPの一番上は誰?」
「木村くんと中居くん。二人ともおんなじ高校に通っていて、"人生で一番楽しかった事は?"って聞かれて"高校から現場に一緒にした移動"って答えるんだよ。」

「中居くんがリーダーでよかったなぁ。」
「そうだね。木村くんがリーダーと言われても全然おかしくないし、いけると思うけど、中居くんが"自由にのびのびする木村拓哉"を望んでるからこれでよかったと思う。」
「あの子(中居くん)は苦労人やなあ」←何を知ってるのかww

「慎吾は、大きなったなぁ。」
「そうだよ、慎吾、もう40だもん。」
「でも、可愛いなぁ。」
「お兄ちゃん達がランドセル背負ってる頃から今まで、おんなじように可愛がって守ってきたから、メンバーいちなしっかり者でも可愛さキープしてんだよ。」

ついつい私の述べることに納得してくれるおばあちゃんに、今まで閉じていた気持ちが爆発してしまったのか""不仲の報道が出て、腹が立つ。解散させられて腹が立つ。SMAPは歩くペース、移動車が違う、傍に居ない、喋らない""それだけで不仲って言われる不憫!!とおばあちゃんに子供みたいに愚痴ったら

「皆、しっかりと自分達の意思を守ってきっと今がある。いつまでかかるとかすぐにはとはいけへんと思うけど戻ってくるやろ。今は少しホッとしてる部分もあるんちゃう?休ませてあげてる気分になったらええねん。あの子らからは嫌い、とか対立、では表せないお互いの"好き"を感じるよ。これだけ長い時間一緒に居たら"嫌い"とかゆう次元ではないやろけど。」

あまりにも的を得ながら、SMAPのメンバーが言っていた様な言葉を並べられて私は全てを受け入れてしまい、涙が目に貯まってしまっていた。けれど

「本人達が"5人に戻りたい。"その気持ちがあるから私はSMAPを嫌いにならないし、好きでいる。それがなかったら私はファンをやめちゃうだろうなぁ。....とりあえずジジイでもヘナヘナでも何でも良いから健康で、健康なうちに5人に戻ってくれれば、地位とか名誉とかはいらない。」

おばあちゃんも、それには"そうだね。全部捨てたらええねん"とゆうだけだった。

未来が見えないし、真実なんてわからないし、この先何が起こるかなんて分からない。
でも、私の見てきて大好きなSMAPは"嘘"の嫌いな正直で真っ直ぐファンと向き合ってくれる彼等で、自分の身なんてどうでもよくて誰かを傷つける嘘ならなおのこと口を開かない、そんな不器用だけど真っ直ぐ私たちを今も守ってくれているのが彼らだと思う。
私の知ってるSMAPは私よりSMAPが好きで大切で

"SMAPが傷ついたら、僕も傷つく。"

なんて言ってしまっているメンバーもいる。
この6月(契約更新)に入るとゆうとんでもないタイミングでおばあちゃん家に行って、おばあちゃんの口からとんでもなく心に沁みる(人を選ぶだろうけど)会話ができて...とにかくなんだかもっとSMAPが好きになってもっとSMAPをみたい!ついていきたい!と思ってしまった。

最後におばあちゃんはもうひとつかけがえのない言葉を私にくれた。
これは、SMAPに届いてほしいなぁ。
喜ぶかなぁ、恥ずかしいかなぁ、嬉しいかなぁ。











「"国民的グループ"って言葉が似合うのはSMAPだけだよ。」








SMAPに、どうか、どうか届きますように。

我が誇り木村拓哉

私の誇りである木村拓哉カンヌ国際映画祭に招待されました。映画祭も70回目、三池さんの作品も100作目とゆう節目に私の大好きな木村くんが関われたことがとても幸せです。

映画祭中は天気も良好で気温も上々。比較的過ごしやすい中ではあるが厳戒体制の中、テロや暴動に巻き込まれることなく終われて良かったです。

写真撮影から始まり、そのときのスタイルはがっつり髪の毛をあげて全身を鮮やかな青色でまとめたスタイルで堂々とした立ち振舞いでした。
アナウンスでは"Japanese Star"や"Japanese band"と言われていて見ているこちらが幸せを噛み締める場面が多かったです。
主演としてはじめて、演者として2回目であったカンヌの地では三池さんと、特に杉咲さんをリードする様な振る舞いが沢山見受けられました。
そっと背中に手を回して先に行くように促したり、進んで通訳をしたり、と映画を離れたいまでも杉咲さんの"用心棒"であるように見られました。
海外記者、日本人記者から沢山のシャッターを向けられたりサインを求められたり...見知った人が居たときは笑顔と挨拶とサービスを向けて、どんな場所でも私の知っている木村くんで居てくれるのがとても嬉しかったです。

場所は移り、会見の場面となりました。
三池さんからは沢山のありがたいお言葉を頂きました。
"万次は木村拓哉しか演じられない。木村拓哉しか考えられなかった。"
"彼はスーパースターであり、スーパーアイドル"
"一緒に仕事ができて嬉しい。"
三池さんはいつも"キムタク"としての評価ではく"木村拓哉"として"SMAP"としての真っ当な評価と称賛を木村拓哉に与えてくれる。本当にありがたく幸せなことです。

三池さんの"万次は木村拓哉しか演じられない。"のコメントに進行者からは「じゃぁ、木村拓哉は不死身?」と聞かれていてその時の木村くんの反応は口元に手を持ってきて指を一本たててはにかんだ笑顔を浮かべていてとても無邪気で可愛かったです。
その他にも自分が剣道をしていたエピソードや「今まで何人を斬った?」とゆう質問もシークレットだよ。と口元に指を一本たてて笑顔を見せてくれた。
レッドカーペッドを歩き終えると最上部で空手のポーズを決めてこれもまた私の知ってるお茶目な木村くんの一面を見せてもらった気分になりました。


一方の木村くんは進行者から「万次の武器で一番欲しいものは?」と聞かれていて、彼はその時の問いには「万次のメンタル」とコメントしていた。
三池さんからは「"無限の住人"とゆう作品をリスペクトして欲しい。」と言われていたと木村くんは述べており、個性的な武器やアクションを見るのではなくまずは"万次"とゆう人物と向き合い、自分に憑依させていって万次そのものに"リスペクト"の目を向けていったのではないかと思いました。

海外記者からの質問では他にも気になるものがあった。"解散して寂しくなかった?"とゆうものだ。
"不仲で解散"と言われていた日本では一切、質問されてこなかったこの問いには驚いた。
海外と日本での"SMAP解散報道"の違いを感じざるを得なかった。
その質問に木村くんは
「事実は事実。前を見て進む。」(ニュアンス)と答えたらしい。
"寂しくないのか?"とゆう問いはバッサリ切って解散とゆう"事実"のみを述べたのだ。
木村くんは解散報道が出てから「自分の言葉で言える時が来たら、言います。」と言っている。
まだ、言えないのか。自身の気持ちより"守らなきゃいけないなにか"の為に隠さなきゃいけないことがあるんだろうな、と感じてしまった。
SMAP解散の危機を乗り越えるとき(つよぽんの活動休止)に彼はこう述べている。
「包み隠さず言おう。包み隠してたら俺らSMAPこの先ない。」
「止まっているわけにはいかない、応援してくれている人が背中を押してくれた。」
あの日、あの時から彼は一つも変わっていなかった。ただ、"何かを守るために"SMAP解散理由だけは嘘をつかないためにと今だに包み隠しているのだけれど。

日本である"ネガティブキャンペーン"については「ネガティブキャンペーンが実際にあるのも事実。そういうことも受け入れる。」とのこと。
""しならないと、折れてしまうよ""
と以前言った彼の言葉を思い出した。形を変えられながらも戦い続ける彼の事を私はいつまでも好きで、存在を自身の誇りと言ってしまうことをやめることが出来ないんだろうな、と思った。

カンヌ国際映画祭無限の住人上映後
2300人の観客からのスタンディングオベーションを木村くんは浴びたらしい。私はきっと、あの時の木村拓哉の顔を永遠に忘れることはできない。
f:id:fanttkuJ:20170521002647j:plainf:id:fanttkuJ:20170521002653j:plain

最大手である海外メディアのシネマ批評では既に80%以上の満足度を得ている"無限の住人"日本の宝である"チャンバラ映画""漫画"を世界に広めて好評価を貰えているのは日本人としても喜ばしい限りです。
三池さんは"日本ではチャンバラ映画が作りづらい。挑戦です。"と仰っていた。
その挑戦を是非、あなたの目でご覧ください。

("無限の住人"鑑賞の感想は

http://fanttkuj.hatenablog.com/entry/2017/04/29/123327 )

木村くんへ
無限の住人が世界に羽ばたきましたね。三池さんの100作目の挑戦に関われてファンとしてもとても喜ばしくそんな作品の主演を務めさせていただいたなんてとても幸せです。
騒動の最中、ライブの最中の撮影。
SMAPである時間とSMAPをとられた時間。そんな中でも三池組、三池さんにそれを気遣わせないようにと振る舞っていたことをはじめて知りました。
また、惚れ直してしまいました。
いつまでも、私の愛しい人で居てください。
沢山の喜びをくれて本当にありがとう。

5人へ

得体の知れない僕を守ってくれたのは貴方達でした。
よく聞き間違いされる僕の名前を広めてくれたのは貴方達でした。
"命を懸けて守るよ"そう言ってくれた貴方の言葉は僕の胸を温かく包み込み幸せを教えてくれました。

ありがとう、ありがとう。

一人が旅立ったその時、僕を箱に閉じ込めようとした貴方達は、やっぱり...そう言って蓋を開けてそっと拾い上げてくれました。
僕らの驚異になってくれ、そんな言葉を彼に向けていましたね。

僕を背負って立つのはどんな気持ちですか?
僕は貴方にとってなんですか?
僕のことを生きる意味とゆうきみ、
僕のことを自分に流れる血液とゆうきみ、
僕は愛される喜びを感じました。

ありがとう、ありがとう。

僕の名前はSMAP
SNAPでもSPAMでもないSMAP
僕は愛されることで力をつけたSMAP
僕は彼等と生涯を共にする事が出来るのかなぁ?

これからも一緒に居よう
SMAPは僕らの武器だ
そう言って皆で笑っていた時に
彼等の間に刀が降り注いだのを覚えています。

SMAPはこんな事では終わらない、
命を懸けてSMAPを守るよ。

そう言って不安な僕に力をくれました。
なのに、どんどん刀の数は増えていって
5人が傷ついていくのを僕は見ました。

愛してます、
それじゃまた、、
そう告げられて僕は
鍵のかかった箱にしまわれました。

またね。
僕はいつまでも貴方達を待ってる。
僕に愛を教えてくれた君達をずっと待ってる。

存在証明

\\無限の住人//公開日がやって来ました。
\\無限の住人//無事、見終えました!!
実写不可だと言われていた作品とゆうことで、そんな作品のしかも主演を大好きな木村くんがさせてもらえるとなって製作発表されてから、とにかく公開を心待にしていたものです。

三池さんといえば過去に"13人の刺客"で吾郎ちゃんがお世話になっていて、三池さんのあの"圧倒させるアクション"や"感情を揺さぶる残虐さ"を役者:木村拓哉はどう表現するのかとワクワクしながら劇場に足を運びました。

モーニングショーにも関わらず"満席"とは言わなくても十分なお客様が足を運んでいて、世間からも期待度の高い作品なんだと少し嬉しくなりました。それでいて年齢層は幅広く、どちらかというと年配の男の方が多かったと思います。三池作品のファンや原作ファンの方も足を運んでくださっていたのでしょうか...!上映中は、やはり"三池組"の"三池作品"とゆうべきでしょうか、数々のシーンに耐えきれずに声をあげてしまっているお客様もちらほらみえました。
アクションシーンの動きは圧巻で目まぐるしく繰り返される互いの命を懸けた、熟練された技の繰り出しあいに見ていて何度も圧倒されました。
描写ひとつとっても細部にわたる細かな演出が素早く変化する映像のなかでもひとつひとつが輝いてみえました。
衣装や小物や風景、すべてを手にとって見てみたいほど、残虐な行為が多く見受けられる作品の中でも無機物の美しさ、語らぬものの美しさを感じました。

こんな言い方をしてしまったら語弊があるのですが"胸くそ悪い"シーンもそれなりにあるなかでブラックユーモアも含まれており、そこではきちんと劇場内の笑いをかっさらっていて「あっ...皆さんまだ笑う事はできるんだ。」なんて思ったりして安堵してしまいました。
そのくらいアクションだけではなく内容や人間模様、ストーリーも作り込まれていて思わず身を固めて見てしまう様なシーンが数々ありました。
正直に言うと見た直後はあまりの衝撃のストーリーの繰り返しに2度とお目にかかることはないだろう作品だな...と思ってしまうかもしれませんが、時間が経つにつれて"あの時の、あの気持ちをもう一度味わいたい!"とゆう人間の本能の部分を擽られているような感覚に陥ります。(←加筆現在)

人は欲望のままに生き、自分が一番の正義。
生きるためなら、欲望を叶えるためならどんな手段をとっても正義に塗り替えてそれが正しいと思って生きてゆく。そんな人間の中で"不死"の力を手に入れてしまった万次もまた、欲望は持っていた。
はじめこそ"生涯に幕を閉じる"とゆう欲望を叶えるためにかってでた"用心棒"とゆう仕事だったのかもしれないけれど、一人の少女と関わっていくにつれて"くたばらない"意思を確実にした一人の男。
皆が皆、自分のために生きている中で"不死"とゆう"死ぬほどめんどくせぇ"力を授かってしまった彼は人のために生きる選択をした。
ここで再び、心は滅んでいた彼は生かされたのかもしれない。
万次は風貌こそとても汚くて臭そうだが←
心がとても美しい男だった。
単眼で彼が生きる世界はどう見えているのだろう。
人間の事をどう見ているのだろう。
とにかく真っ直ぐ生きる彼に惚れて
彼がこの世界をどう思っているのか気になってしまった。
目から走る閃光、鋭い眼光。
不器用なのに温かい行動や発言。

「それでいいんだ。」
凜が万次から最大の決断を迫られて命を下した後に出た万次の笑顔と言葉が忘れられない。

彼の背中は大きくて温かくて心地よい。

そんな彼が今もどこかで誰かのために
地球とゆう限りある資源の中で
無限に生き続けている、そんな気がしてならない。




無限の住人 2017/04/29 公開
カンヌ国際映画祭招待作品

スクリーンで見て頂きたい、そこでしか味わえないような興奮と迫力がそこにはありました。欲にまみれた人間たちの真っ直ぐ生きる様を是非、劇場でご覧ください。

人の存在証明の方法は誰かに必要とされて、誰かのために生きたい、その思いが重なった時に成立する。
自分が必要とされていてはじめて自分の存在価値に気づくのかもしれない。
存在証明とゆうものはその時に得られる人間の特別な感情なのかもしれない。

おもいのままに

まだ高く飛べることは出来ないけれど
僕らはきっと高く高く長く長く長く
飛んでいられるようになるよ。
俺の手を絶対離すなよ...
辛くても苦しくても逃げんな。
俺が守ってやるから。俺を盾にしろ。
羽は傷だらけで血濡れていて
飛ぶ度に地上に血を降り注がせる。

f:id:fanttkuJ:20170331194212j:plain

目を背けるなよ、
お前らもいつかは俺の前に立つんだ。
俺を抜くんだ。
でも、そうなっても
命を懸けても俺は、お前らを守るよ。

f:id:fanttkuJ:20170331194241j:plain

まだ...俺は高く高く飛びたいんだ。
もっともっと色んな景色が見たいんだ。
どうして皆を守る翼を折ったんだ。

青、青、青、青....
どうしてお前の片翼である、この俺が
お前の翼を治せないんだ?繋げられないんだ?
どうして、どうして、どうして....

身動きのとれない青を覆う様に盾になる
赤の背中にも沢山の刃が降り注いで
傷だらけになっていた。

どうして、どうして....

なぁ、青。
どうして俺はお前の翼を握れない?

ー目を背けるなよ、お前らもいつか
俺(達)の前に立つんだ。
俺(達)を抜くんだ。ー

.
.
.

これ以上、僕らの"道しるべ"が傷つかないように
ねぇ、ねぇ、ねぇ....
僕らは盾になれているかな?


踏まれて、蹴られて、傷つけられても
あなた達を守れるようになってきた。
それが僕たちの喜びだよ。

そうして5羽は重なりあってひとつになった。
5羽から流れる血は交じり合った。

血を流して重なり合う5羽は動かなくなった。
そんな5羽に陽が射して

........は涙を流した。

.
.
.
.
.

ーもう一度、咲きなさい。ー


キラキラと輝く光に包まれて
ひとつになった5羽は上に、上にと伸びてゆき
流した血は土に還り
青・赤・桃・黄・緑...
様々な色をつけた花を咲かせた。

僕らはまだまだ小さいね、と桃は笑う。
あの時の傷を忘れるな、と赤は言う。
生きる意味を見つけた、と黄は微笑む。
生涯この花で居たい、と緑は誇る。

5つで居ることが最大の武器だ、と青は語る。

とある一軒の花屋の近くの
陽のあたりづらい路地裏に咲いた
見たこともないその花は
後に沢山の人々に知られて慕われて

"SMAP"と名付けられて愛される。

f:id:fanttkuJ:20170331201346j:plain

5羽

f:id:fanttkuJ:20170308134621j:plain

絶対俺達から離れるなよ、
何があってもだ。
突然ひとつに集められた鳥達は不安定な飛行で駆ける、懸ける。
理屈は文句は二の次だ、先ずは挑戦しろ、駄目なら俺達がフォローする。
2羽の先頭を飛ぶ鳥は仕切りに後ろを振り返りながらそう声をあげる。
3羽はボロボロになりながらも、正しいのかさえも分からずに、ただ2羽を信じて飛んだ。何故なら2羽の羽も身も自分達の比べ物にならないくらいに傷だらけで汚かったからだ。
いつか、自分達も先頭で飛べる様になりたいと思う様になった。

f:id:fanttkuJ:20170616144048j:plain

彼等の飛行はまだまだ下手くそで不安定で強い風が吹いて吹き飛ばされそうになる。大粒の雨が降ってはほんの時々大きな虹がかかる。
あまり天候に恵まれない5羽だったが飛ぶ事をやめなかった。
なんで?と問われたときに彼等はいつしか口を揃えて答えた。
俺達は休む事が嫌いだから。
どれだけ、どこまで飛んできたかは分からなくなってきた。
そんな瞬間、そっと静かに2羽の前を飛ぶ3羽を見た。
2羽は嬉しそうに少しだけペースを落として力を抜く飛び方を覚えた。

f:id:fanttkuJ:20170616144111j:plain

3羽は集合体を守れる力をいつの間にか身につけていた。
いつしかフォーメーションは365日、24時間、色んな形に変化した。
守り、守られ、離れて戻って、、
新たな力を集合体にもたらすために1羽で飛んではまた戻ってくる。そうしてどんどんどんどん5羽の集合体は大きくなって名前を知られるようになって注目される様になった。
天候に恵まれる様になってきたそんな時に先頭をずっと走っていた2羽の片翼が声をあげる。
"初心忘れるべからず"と。

彼等はいつしかこの集合体を自分の第二の場所だと、生きる意味だと、流れる血液だと、帰れる場所だと、酸素だと口々に言う様になった。
なんの意味もなかったその場所が集合体が知らぬ間に生き甲斐で生きている意味になっていた。

そんな時だった。突如として大きな大きな刃のような闇が羽ばたき続けている彼等の前に現れた。

集合体はみんな、頑張った。
学んだこともないような事にも立ち向かった。



誰も、悪くない。

最後にそれだけ言って切り刻まれ、離された。

f:id:fanttkuJ:20170308134938j:plain

→物語は、はじまったばかりだ。