明日が待っている

SMAPと関ジャニ∞

海獣の子供

2019年6月7日より公開されました映画
海獣の子供】を
観てきた思いを人間の私なりに足りない言葉で
まとめておきたいと思います。

私がこの作品を知るきっかけになったのは
稲垣吾郎さんが声優として出演されるから、でした。
なので正直に言うと公開を終えてたとしても何らかの形で見られればいいかなー、なんて思っていました。
ただ今の世の中はとっても便利になりましたね。笑
YouTubeをひと度開けば
予告、予告、主題歌...と私のスイッチを入れるものが
綺麗にまとまっていました。

「海で起こる殆どの事は、人間にはわからない」
「一番大切な約束は言葉では交わさない。」

言葉で惹かれて圧倒的な画力に引き込まれて
音にのまれて...気づけば公開を待ち望んでいました。

五十嵐先生の絵をそのまま動かす studio4℃
日本に生まれてよかった、
とても誇らしくなるイラストでした。

イラストを引き立たせる久石譲さんの音楽。

直談判をしてまで主題歌を歌いたかった作品を知り尽くした米津玄師さんのテーマソング....

ジャパン・プライド...
すべての日本の中枢や誇りが集まってできた作品がこの作品なんだと震え上がる思いをしました。

作品の内容は...この作品を見た個人の中にしかない。自分の中にしか答えがない。私が死んでも、どれだけ長く生きても私はこの答えを見つけることはできないと思います。それはどんな人間でも。
人間は他人の1mmも動物の何mmも地球のことも
何にも理解せず、生を受けた毎日を生きている。
一番大事な繋がりは言葉にせずとも手に入れている。
たとえ、Yesがなくて不安でも。

夜の海(羊水)に帰りたくなって
夜の街灯に光る小雨を浴びたくなる。
地球の一部でしかない自分が
地球に溶けたくなるはじめての感覚を味わいました。

空と海とルカ...
この子達の齢の時に私がこの作品に出会っていたら
何を思うんだろう?
そして、それを胸になんとなく生きて年を重ねていたのなら今の私が思ったことは何なんだろう?
この経験を叶えることがもう
私の人生で、できないのがとても残念に思います。

自分と一緒に生を歩んでほしい、
もっと早く出会いたかった、そんな作品でした。

私のつたない言葉や文では伝えることができないので
少しでも興味のある方は、後悔しないように劇場で...短い短い、夏の間にぜひご観覧ください。
あなたの中の何かが必ず、灯ります。
圧倒的な美の集合体に触れてしまうと人間は自然と涙を溢れさせてしまって、それにもう一度触れたくなるんだと「言葉にならない感情」をそっと私の体内に落としていった作品です。

私の大好きな稲垣吾郎さんがこの作品に携われたことがとても誇らしいです。
そして、この作品に出会わせてくれた吾郎さんに心の底から感謝を。

ただ、でも、私には言葉があってよかったです。