明日が待っている

SMAPと関ジャニ∞

静かに立ち続ける勇気

2016年某日、中居くん自ら歌をリクエストして、更に、自分も歌唱させてもらうと伝えたその歌は、沢山の人の歴史を彩って力を与えてきた"YHA YHA YHA/CHAGE&ASKA"だった。

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歌唱する姿を見ていて、普段から"歌は四人に任せている"という彼はあまりマイクが音を拾わないように口元からマイクをはずす癖がある。それが、生放送や"誰かに何かを伝えたい"そういうときには必ず口元にマイクがある。YHAYHAYHAを歌う姿は正しくそれで"誰かにこの思いをぶつけたい、伝えたい。"そう体現しているようだった。
つよぽんも、同じく。拳を突き上げまっすぐ前を見て全力でパフォーマンスより歌声で気持ちを伝えようとしているように見えた。
歌唱後、踊ることもなく、拳を突き上げて全力で歌って息切れする二人の姿がとても心強く、格好よかった。

年明けの自身のラジオで中居くんはこう述べた。
「2016年、今年は踏ん張る。今年は踏ん張ります。とにかく、ワサワサせずに踏ん張る年にしようかな。」と。

YHAYHAYHAの歌詞を見ていると要所要所に"静かに踏ん張り続ける勇気"が感じ取れる。

"夜明けだ朝だと、騒ぎ立てずに、その眼を開ければいい。"

"わずかな力が沈まぬ限り 涙はいつも降りきれる"

"胸にしまった(拳をツンと伸ばして)"

この静かな勇気の中にも....

"傷つけられたら牙を向け自分をなくさぬために"

あの日、あの瞬間の表情がよみがえる部分も感じ取れた。

静かに立ち向かう、けど自分はなくさない。彼は、彼らは今もこうして闘ってくれているんではないかと思えた。

そして、CHAGEさんもきっと....色々あってどうしたらいいかわからないとき、一度でも関わりを持った人を心から大事にできる中居くんが、こうして手を差し伸べて"お互い頑張ろう"と鼓舞しあえる機会がめぐってきたのではないか。

今回のこの企画の所々に中居くんの気遣いだったりが見受けられた。まずは、歌唱後、リクエストに応えてくださったアーティストさんに失礼のないように楽曲の勉強もしてきたんではないでしょうかCHAGEさんが「この曲は25年くらい?前に発売された...」とおっしゃられる中、中居くんは「23、4年前ですね。」と訂正を加えた。確かにリリースは1993年、今からちょうど23年前だ。

その後の楽屋への挨拶の一幕。
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挨拶の後も、CHAGEさんが自身の楽屋の扉をくぐるまで見送るのも忘れない。
"大人の礼儀"を持ち合わせている、心からそう思える。

今回、こんな素晴らしい機会をSMAPの二人に与えてくれたCHAGEさんに多大な感謝と、二人には改めて、今は踏ん張る時期なんだと感じさせてもらうことができた。

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中居くんとつよぽん、二人がハイタッチを交わすことはなかったが視線で何を語り合ったのか、少しだけ何となくわかる気がします。

だからこそ、ではないけれど彼らを応援する私たちが"静かにワサワサせずに踏ん張り続ける"彼らに迷惑をかけないようにしなくてはならない。最近では"過激なコメント"や"過激なタグ"あまりにも"自己中心的な何か"が増えてきたように見えます。それは、私自身も。だからこそ、焦らず、ゆっくり一度深呼吸してから進むくらいのペースが丁度良い、そう思いたい。彼らは静かに今も耐えて耐えて私たちのためにSMAPという第2の名字を傷つきながら守り続けているのだから。

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