明日が待っている

SMAPと関ジャニ∞

存在証明

\\無限の住人//公開日がやって来ました。
\\無限の住人//無事、見終えました!!
実写不可だと言われていた作品とゆうことで、そんな作品のしかも主演を大好きな木村くんがさせてもらえるとなって製作発表されてから、とにかく公開を心待にしていたものです。

三池さんといえば過去に"13人の刺客"で吾郎ちゃんがお世話になっていて、三池さんのあの"圧倒させるアクション"や"感情を揺さぶる残虐さ"を役者:木村拓哉はどう表現するのかとワクワクしながら劇場に足を運びました。

モーニングショーにも関わらず"満席"とは言わなくても十分なお客様が足を運んでいて、世間からも期待度の高い作品なんだと少し嬉しくなりました。それでいて年齢層は幅広く、どちらかというと年配の男の方が多かったと思います。三池作品のファンや原作ファンの方も足を運んでくださっていたのでしょうか...!上映中は、やはり"三池組"の"三池作品"とゆうべきでしょうか、数々のシーンに耐えきれずに声をあげてしまっているお客様もちらほらみえました。
アクションシーンの動きは圧巻で目まぐるしく繰り返される互いの命を懸けた、熟練された技の繰り出しあいに見ていて何度も圧倒されました。
描写ひとつとっても細部にわたる細かな演出が素早く変化する映像のなかでもひとつひとつが輝いてみえました。
衣装や小物や風景、すべてを手にとって見てみたいほど、残虐な行為が多く見受けられる作品の中でも無機物の美しさ、語らぬものの美しさを感じました。

こんな言い方をしてしまったら語弊があるのですが"胸くそ悪い"シーンもそれなりにあるなかでブラックユーモアも含まれており、そこではきちんと劇場内の笑いをかっさらっていて「あっ...皆さんまだ笑う事はできるんだ。」なんて思ったりして安堵してしまいました。
そのくらいアクションだけではなく内容や人間模様、ストーリーも作り込まれていて思わず身を固めて見てしまう様なシーンが数々ありました。
正直に言うと見た直後はあまりの衝撃のストーリーの繰り返しに2度とお目にかかることはないだろう作品だな...と思ってしまうかもしれませんが、時間が経つにつれて"あの時の、あの気持ちをもう一度味わいたい!"とゆう人間の本能の部分を擽られているような感覚に陥ります。(←加筆現在)

人は欲望のままに生き、自分が一番の正義。
生きるためなら、欲望を叶えるためならどんな手段をとっても正義に塗り替えてそれが正しいと思って生きてゆく。そんな人間の中で"不死"の力を手に入れてしまった万次もまた、欲望は持っていた。
はじめこそ"生涯に幕を閉じる"とゆう欲望を叶えるためにかってでた"用心棒"とゆう仕事だったのかもしれないけれど、一人の少女と関わっていくにつれて"くたばらない"意思を確実にした一人の男。
皆が皆、自分のために生きている中で"不死"とゆう"死ぬほどめんどくせぇ"力を授かってしまった彼は人のために生きる選択をした。
ここで再び、心は滅んでいた彼は生かされたのかもしれない。
万次は風貌こそとても汚くて臭そうだが←
心がとても美しい男だった。
単眼で彼が生きる世界はどう見えているのだろう。
人間の事をどう見ているのだろう。
とにかく真っ直ぐ生きる彼に惚れて
彼がこの世界をどう思っているのか気になってしまった。
目から走る閃光、鋭い眼光。
不器用なのに温かい行動や発言。

「それでいいんだ。」
凜が万次から最大の決断を迫られて命を下した後に出た万次の笑顔と言葉が忘れられない。

彼の背中は大きくて温かくて心地よい。

そんな彼が今もどこかで誰かのために
地球とゆう限りある資源の中で
無限に生き続けている、そんな気がしてならない。




無限の住人 2017/04/29 公開
カンヌ国際映画祭招待作品

スクリーンで見て頂きたい、そこでしか味わえないような興奮と迫力がそこにはありました。欲にまみれた人間たちの真っ直ぐ生きる様を是非、劇場でご覧ください。

人の存在証明の方法は誰かに必要とされて、誰かのために生きたい、その思いが重なった時に成立する。
自分が必要とされていてはじめて自分の存在価値に気づくのかもしれない。
存在証明とゆうものはその時に得られる人間の特別な感情なのかもしれない。